中神停車場通りにはもう一つ、名物桜があります。
中神は江戸時代中期頃から(1700年)、八王子と村山を貫通する一本道でした。
行商の往来が盛んで、馬車で往復していました。
当時は米穀類、絹、縞織物などの売買が盛んだったようです。
ちょっと、きどったいいかたをすれば、中神シルクロードだったのです。
昔、中神には峠があり、馬が立ち往生して、行き倒れになることがしばしばあったそうです。
村の馬持連中により供養と村内安全を祈願し立造されました。(1868年慶応4年)
現在は峠を開削して旧奥多摩街道があります。(昭和6年石垣のある、中神坂が完成する。)
石碑は大正時代、西川伊左衛門、西川製紙の創業者が寄進したそうです。
さて、桜は53年前に、市政誕生のおり、苗木を植えたそうです。
農協の桜よりも小ぶりですが、馬頭尊の石碑と、実におに合いの桜です。
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