1929年から 1933年にかけて発生した世界的な恐慌。
この世界大恐慌は,次の三つの点で画期的な出来事だった。
第 1 は、それが歴史上最も激しく、
かつ世界経済全体 (社会主義国のソビエト連邦を除く) を巻きこんだこと。
第 2 に、そこからケインズ理論が生まれ、
第 2 次大戦後の経済政策のあり方を大きく支配したこと。
第 3 に、世界大恐慌は経済的にはブロック化 (ブロック経済?) を生んで
自由貿易体制を分断し政治的にはドイツ、日本、イタリアなどでファシズムを生んで、
第2次世界大戦への導火線となったことである。
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